形で選ぶ

・スクエア型

最もスタンダードな形です。ハンガーラックといえば、スクエア型を思い浮かべる方も多いでしょう。厚めのコートやジャケットなども陳列でき、どのような商品があるのかが一目でわかりやすいのが特徴です。壁側に沿って連続で並べられるため、お客様の動線を長く作ったり、従業員の動線と交差しないよう配置したりできます。

・T字型

アルファベットの「T」に似ていることから、T字型ラックと呼ばれています。コンパクトかつ省スペースへの設置も可能なため、店舗の入り口などにおすすめです。

・傾斜型

上部のハンガーをかける部分が斜めになったラックです。正面から見たときに、どのような商品が陳列しているのかを確認しやすいです。

素材で選ぶ

・鉄製

鉄製のハンガーラックは丈夫で曲がりにくく、長く使えるのが特徴です。錆びやすいため、防錆加工されているラックを選びましょう。

・スチール製

合金で作られており、軽くて丈夫、耐荷性にも優れています。合金の種類によっては移動が難しい場合があるため、導入する前に確認しましょう。

・木製

自然素材ならではの温かみが感じられるラックです。淡い色や濃い色の木目などカラーバリエーションも豊富で、設置する場所に合わせてデザインを選ぶことができます。ただし、耐荷量はほかのラックに比べて劣る傾向があるため、注意が必要です。

・環境配慮素材

最近では環境配慮素材（＝サスティナブル素材）の需要も増えています。リサイクル可能な素材、再生材を使用した素材、化石資源を原料としない植物由来の天然素材など、自然環境への負担の少ないものが数多く実用されています。これらを使用することは企業やブランドイメージの向上にもつながります。

機能性で選ぶ

高さ調節機能付きタイプは、陳列する商品に合わせて高さが調節できるため、とても便利です。キャスター付きなら設置したい場所まで簡単に移動でき、ストッパー付きだと動き出す心配もありません。ほかにも、小物を展示できる棚付きタイプ、使用するときだけ広げて使う折り畳みタイプのラックもあります。

また、ハンガーをかける部分も機能が異なります。丸パイプ型はフックとパイプの接触点が小さいため、パイプが傷つきにくく、ハンガーの出し入れも滑らかです。角パイプ型は商品を安定して陳列できます。

バッグスタンドの選び方

耐荷量はバッグスタンドを選ぶ際の大きなポイントです。使用する素材やメーカーによって異なりますが、バッグスタンドの耐荷量は約2kg～20kgと幅があります。例えば、重量を超えて商品を陳列したことでスタンドが破損したり、商品が落下したりする可能性が考えられます。また、耐荷重以下でもスタンドの構造や設置場所などによっては、安定性が確保できないケースも少なくありません。

あらゆるケースを想定しながら、店舗のニーズに合ったバッグスタンドを選びましょう。