購入意欲を高める

店舗に訪れるお客様の中には、具体的に何を購入するのか決めていない方も少なくありません。このようなお客様に対し、POPで売りたい商品をアピールして購入意欲を高めたり、目的の商品以外にも目が向くよう促したりします。

情報提供

商品を購入する前に、商品についての情報を知りたいというお客様も多いです。スタッフが説明できるとよいですが、人員には限りがあり、お客様からの質問すべてに対応できるのは難しいでしょう。また、お客様の中にはゆっくりと自分のペースで商品を選びたい方もいらっしゃいます。

そのため、スタッフに声をかけられることを嫌がる場合もあるのです。ポスターやスタンドパネルなどのPOPに商品説明を掲載しておくと、商品に関する情報を得られます。

ほかにも、POPに記載されている商品情報を足がかりにして来店されるお客様に声かけするなど、コミュニケーション作りにも役立ちます。

動線にも利用できる

POPは商品説明だけでなく、お客様の動線にも利用可能です。例えば、特定の商品やレジの場所などを記載しておくと、お客様をその場所へ誘導できます。スタッフに話しかけるのを躊躇する方へもアピールできます。広い店舗の場合、一目で購入したい商品の場所や会計場所がわかるため、お客様とスタッフ双方で効率アップが期待できます。

POP使用時の注意点

POPはお客様に商品やセールなどの情報を伝える手助けになります。そのため、目を引くデザインで、目につきやすい場所に設置するなどの工夫が必要です。しかし、POPばかりが目立つ店舗は何を販売したいのか、本当に販売したいものがわからなくなってしまいます。あくまで商品が主役ということを忘れないようにしましょう。

また、POPの使い過ぎにも注意が必要です。POPでベタベタと飾り過ぎていると、店舗のイメージを損なう可能性も考えられます。お客様が「自分の好みやイメージには合わない」と感じてしまうと、来店を促すことは難しくなります。POPが商品よりも目立ち過ぎないように意識しましょう。

人がPOPを見る時間はわずか2秒といわれています。お客様の興味関心を引き、的確に商品の魅力が伝わるPOPを設置することが大切です。