シルク印刷

スクリーンと呼ばれる版にインクをのせて印刷する方法です。版には、印刷したいデザインに合わせて細かな穴が開けられています。上からインクを流し込み、スキージと呼ばれる道具でこの穴を通過させることで、対象物に転写する仕組みです。

シルク印刷は、ハンガーの材質がプラスチックでも木製でも対応できるのが特徴の一つです。ただし、木製ハンガーは使用されている木材によっては適さない場合があります。

【メリット】

• インクの種類が豊富で、様々な色で印刷できる
• 比較的細かいロゴにも対応できる
• 版代がリーズナブル

【デメリット】

• 1色につき1つの版が必要になるため、多色印刷はコストがかかる
• 凹凸面への印刷ができない
• 木材の種類によっては適さない場合がある

レーザー印刷

レーザー印刷とは、コンピューターから送られてくるデータに従って印刷する方法です。ハンガーの場合、専用機械で炭酸ガスのレーザー光を照射してロゴや名前を印刷します。家庭用のプリンターなどにも採用されている技術です。

レーザー印刷もハンガーの材質を問わず対応できるのが特徴です。ただし、木製ハンガーに関しては木材の種類によって印刷ムラが出てしまう可能性があります。

【メリット】

• レーザー光線でハンガー表面を削るため、細かいロゴにも適している
• ロゴや名前が長持ちしやすく消えにくい
• 凹凸によって立体感を演出できる

【デメリット】

• 木材によっては印刷ムラが出る可能性がある
• 表面を削るため凹凸ができる

ホットスタンプ印刷

加熱した凸版でプレスし、箔の素材に吸着させる方法です。箔押し印刷とも呼ばれます。加飾シート（箔）の表面には粘着材が敷かれており、加熱した凸版などが接触することで製品に転写されます。

【メリット】

• 乾燥工程が必要ないため、時間的コストを抑えられる
• 箔を使用するため、ツヤのあり・なしを選択できる
• 印刷したロゴや名前に高級感が出る

【デメリット】

• スクラッチに弱く、擦ると剥がれやすい
• 細かいロゴや小さな文字などがある場合、文字や線がつぶれやすい
• 版代、治具代などの初期費用が高い

ロゴや名入れはブランディング効果をはじめ、消費者の興味関心や購買意欲の向上などにつながる要素といえます。ロゴなどにもこだわってオリジナルハンガーのOEMを進めていきましょう。